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カトラリーや器にこだわったり、DIYで棚をつくったり。キッチンには暮らす人それぞれのこだわりがつまっている

だけど、コンロに関してはどうだろう。置き型コンロを設置するタイプの部屋に住むたびに買い求めるけれど、これだというものを見つけられた試しがない……なんて人もいるだろう。欲しくないけれど必要だから買う、というのはいつだって良い気はしないものだ。

三茶ハウスは、現在もメンバーによるリノベーションが続くワーク・イン・プログレスな一軒家。自分たちでつくった家具、もらったものなんかをうまく取り入れながら、住人やその時々の暮らしに応じて手が加えられていく。
そういえば、以前取材した「三茶ハウス」も置き型のガステーブルだった。三茶ハウスは、現在もメンバーによるリノベーションが続く“ワーク・イン・プログレス”な一軒家。自分たちでつくった家具、もらったものなんかをうまく取り入れながら、住人やその時々の暮らしに応じて手が加えられていく。

現在は、奈良さん、宮地さん、紅一点の星野さん、上野さん(取材時帰省中)の4人暮らし。前回の取材では、木の素材と白を基調としたこだわりあるキッチン空間で、何となく居心地が悪そうなグレーのコンロが印象的だった。
現在は、奈良さん、宮地さん、紅一点の星野さん、上野さん(取材時帰省中)の4人暮らし。前回の取材では、木の素材と白を基調としたこだわりあるキッチン空間で、何となく居心地が悪そうなグレーのコンロが印象的だった。

奈良さんに聞いてみたところ「コンロにまでデザイン性は求めていなかったです。知人にごく普通なものをもらって、まあそんなものかと……」との回答。好みの住空間を自分たちでつくってしまうDIY男子でもさすがにコンロはつくれない。「そんなもの」と割り切って、デザインという観点から切り外しがちだ。
奈良さんに聞いてみたところ「コンロにまでデザイン性は求めていなかったです。知人にごく普通なものをもらって、まあそんなものかと……」との回答。好みの住空間を自分たちでつくってしまうDIY男子でもさすがにコンロはつくれない。「そんなもの」と割り切って、デザインという観点から切り外しがちだ。

そんなものだと思っていた。あのコンロに出会う前はーー。なんていうと安いドラマのプロローグのようだけれど、ぜひ「三茶ハウス」のキッチンに置いてもらいたいコンロを思いついた。それは、リンナイが展開する「料理好きのコンロ」がコンセプトのガステーブル『Vamo.(バーモ)』だ。

自宅のコンロに、プロ仕様のデザイン性を

コンロを選ぶとき、まず目がいくのがデザイン。とはいえ、量販店で似たようなコンロが並ぶなかでは「どれが良い」ではなく「どれなら(置いても)良い」と消去法になってしまいがちだ。いろんなボタンやつまみ、機能が付いていても、使ってみるまでよくわからないというのが正直なところ。

その点『Vamo.』は、「強火力でシンプルなものが欲しい」という声から生まれたコンロだけあって、その飾らなさが特徴。「シェアハウスを始める際には、飲食店の厨房のような本格的でシンプルなキッチンに憧れて、業務用をかなり参考にしました」と奈良さんが言うように、無骨な業務用のコンロをイメージしてつくられた点も男心をくすぐるポイントだ。さっそく「三茶ハウス」のメンバーに『Vamo.』を使ってもらうことにした。

「炊飯器やトースター。最近、デザインにこだわった家電が増えていますよね。建築に限らずデザインにこだわったものが好きなので、暮らしのまわりに美しいプロダクトが増えるのはうれしいです」と奈良さん。

「炊飯器やトースター。最近、デザインにこだわった家電が増えていますよね。建築に限らずデザインにこだわったものが好きなので、暮らしのまわりに美しいプロダクトが増えるのはうれしいです」と奈良さん。

「とにかくかっこいい! 特にフォルムが角ばっているところがいいですね。キッチンコンロってすこし丸みがついたものが多いから、目新しさもあります」と宮地さん。『Vamo.』が置かれたことで、いい感じに煩雑だったキッチン全体がきりっと引き締まった印象だ。

「とにかくかっこいい! 特にフォルムが角ばっているところがいいですね。キッチンコンロってすこし丸みがついたものが多いから、目新しさもあります」と宮地さん。『Vamo.』が置かれたことで、いい感じに煩雑だったキッチン全体がきりっと引き締まった印象だ。

『Vamo.』を使ったら、料理はどう変わる?

インテリアにこだわりを持つ「三茶ハウス」メンバーも認めるデザイン性の高さ。では、気になる使い勝手は? 訪れたのはランチ時、3人が『Vamo.』を使って炒飯をつくってくれた。

インテリアにこだわりを持つ「三茶ハウス」メンバーも認めるデザイン性の高さ。では、気になる使い勝手は? 訪れたのはランチ時、3人が『Vamo.』を使って炒飯をつくってくれた。
「何といっても火の強さがいいですね。それに、具材を入れた時の中華料理屋さんでよく聞くあのジャッ! という音。つくっていて気分がいいです」(奈良さん)「ごはんの炊き上がりが柔らかくて心配だったけど、こんなパラパラ! お店みたいじゃないですか?」(星野さん)

「何といっても火の強さがいいですね。それに、具材を入れた時の中華料理屋さんでよく聞くあのジャッ! という音。つくっていて気分がいいです」(奈良さん)「ごはんの炊き上がりが柔らかくて心配だったけど、こんなパラパラ! お店みたいじゃないですか?」(星野さん)

焼き豚とネギと玉ねぎとニンジン、隠し味に自家製のニンニク醤油。いつもの具材でつくった炒飯も、4,000kcal/hという家庭用ガステーブル最大級のパワフルな火力のおかげか本格的に仕上がって満足げな3人。

焼き豚とネギと玉ねぎとニンジン、隠し味に自家製のニンニク醤油。いつもの具材でつくった炒飯も、4,000kcal/hという家庭用ガステーブル最大級のパワフルな火力のおかげか本格的に仕上がって満足げな3人。

『Vamo.』のウリは火力の強さだけじゃない。取材の前日には、豚の角煮をつくってみたという星野さん。「絶妙なトロ火加減で、ホロホロの角煮ができました。“焼く”“炒める”だけじゃなくて、“煮る”にも強いと思います」。まるで上質なDJミキサーのように細やかな調整のきく点火つまみで、トロ火から強火力まで自由自在。食材たちのポテンシャルを引き出すのに一役買ってくれる。

『Vamo.』のウリは火力の強さだけじゃない。取材の前日には、豚の角煮をつくってみたという星野さん。「絶妙なトロ火加減で、ホロホロの角煮ができました。“焼く”“炒める”だけじゃなくて、“煮る”にも強いと思います」。まるで上質なDJミキサーのように細やかな調整のきく点火つまみで、トロ火から強火力まで自由自在。食材たちのポテンシャルを引き出すのに一役買ってくれる。

「以前のコンロはすぐ自動で弱火になるのがストレスだったけど、『Vamo.』は一時的に290℃まで温度を上げて調理ができるモードがあって、強火をキープできるのがいいですね」(奈良さん)。

ついヒートアップしすぎた……なんて場合には自動的に火力調整してくれるし、調理油の過熱による発火を防ぐ装置や、焦げつき・消し忘れ時の消火機能など6つの安全機能がクールダウンしてくれるのがうれしい。安心して強気な調理ができる。デザインだけでなく、ダイナミックさと繊細さを持ち合わせる操作性も「三茶ハウス」メンバーのお墨付きだ。

シンプルネスの背景にある、思いやり&こだわり

ただただシンプルなだけではない、見た目や使い勝手の良さにつながる細部へのこだわりにも注目したい。例えば、『Vamo.』のために特注でつくられた大型の鋳物五徳。「中華鍋ってコンロの上でグラグラしてしまいがちなんですが、この大きくてゴツい五徳のおかげで鍋を振っている時もすごく安定感がありました」と奈良さんがいうように、大ぶりの中華鍋でもフライパンでもしっかり受け止めてくれる頼もしさがある。

ただただシンプルなだけではない、見た目や使い勝手の良さにつながる細部へのこだわりにも注目したい。例えば、『Vamo.』のために特注でつくられた大型の鋳物五徳。「中華鍋ってコンロの上でグラグラしてしまいがちなんですが、この大きくてゴツい五徳のおかげで鍋を振っている時もすごく安定感がありました」と奈良さんがいうように、大ぶりの中華鍋でもフライパンでもしっかり受け止めてくれる頼もしさがある。

さらに、職人が手作業で仕上げるオールステンレスの天板は、見た目の美しさだけでなく、細やかな研磨によって傷が目立ちにくいというメリットが。そして、点火つまみのついた前版はよくみると少しだけ上向きに傾斜している。これは使う人がつまみの回転を目で確認しやすくするため。まるで無愛想な人がふいに見せるやさしさのように、ミニマルなフォルムのそこここに思いやりやこだわりが隠されている。

『Vamo.』があれば、暮らしに変化が訪れる

  
『Vamo.』が仲間入りして、またひとつ理想の暮らしに近づいたように見える三茶ハウス。『Vamo.』が家にきたことで、暮らしにどんな変化があった?
Vamo.』が仲間入りして、またひとつ理想の暮らしに近づいたように見える三茶ハウス。『Vamo.』が家にきたことで、暮らしにどんな変化があった?

「住人のみんなでピクニック行った時に『Vamo.』でチキングリルをつくったら、普通に焼いただけなのに皮がパリッパリでとても好評でした。レシピの幅が広がったら、みんなで出かける機会も増えそう」(星野さん)「鉄でできた良いフライパンが欲しくなるよね。それで塊肉を焼いて肉パーティーもいいな」(奈良さん)

帰宅時間がバラバラで、ご飯を一緒につくって食べる機会はそれほど多くなかったというメンバーたち。『Vamo.』がきっかけで、料理メインのイベントも増えそう。ドラム缶でコンロに合うようなレンジフードをつくる計画も進行中だ。

今回、話を聞いていて印象的だったのが、メンバーが語る『Vamo.』が来てからの食と暮らしの充実ぶり。毎日使うコンロに、キッチンに立つのが楽しくなるようなデザインと、料理をおいしくするために考え抜かれた機能がプラスされることで、暮らしがこんなに充実するなんて。見落としがちだったコンロひとつで変わるというなら、いま一度見直してみるのも良さそうだ。

一度手に入れるとずっと使い続けることになるコンロだから、長く、気持ちよく使えるものがいい。新生活が始まったばかりのこのタイミングに、購入を検討してみてはどうだろう。

購入はインターネット通販限定で受付中。詳しくは『Vamo.』の特設ページをチェックしよう。

Vamo. [リンナイ]

photo by Kazuya Sasaka

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